身柄拘束の反体制派、罪を認め大統領を称賛
先月、旧ソビエトのベラルーシ当局によって、乗っていた旅客機が強制着陸させられ、身柄を拘束された反体制派のジャーナリストが、3日国営テレビに出演し、自らの罪を認めるとともに、ルカシェンコ大統領を称賛しました。反体制派は、強要されたものだと批判しています。
ロイター通信によりますと、ベラルーシの国営テレビで3日、反体制派ジャーナリスト、プロタセビッチ氏の1時間半にわたるインタビューが放送されました。
この中でプロタセビッチ氏は、去年の抗議デモを無許可で組織したとして罪を認めるとともに、ルカシェンコ大統領を尊敬していると語りました。
また、政治に関わることなく平穏な生活を送りたいなどと述べ、涙を流す姿が映し出されました。
この映像について、反体制派の代表であるチハノフスカヤ氏は、プロタセビッチ氏は拷問を受け、強要されていると批判しています。