子供の感染急増 自宅療養中に亡くなるケースも 韓国
感染拡大が続く韓国では、子供の感染も急増しています。自宅療養中に亡くなるケースも相次いでいます。
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感染拡大が続く韓国。25日に発表された新型コロナの新規感染者は、過去最多の数に迫る16万5890人となりました。
感染拡大はいつまで続くのか?
韓国 金富謙首相(25日)
「多くの専門家たちが今では、3月中旬に(感染が)ピークとなり、25万人前後になるのではないかと予測しています」
また、そのピークが想定よりも早まっていると言及しました。
その韓国では現在、子供の感染が急増し、自宅療養中に亡くなるケースも相次いでいます。
韓国メディアによりますと、ソウル近郊の水原市に住む生後4か月の男の子の赤ちゃんは、新型コロナに感染し、在宅で治療を受けていましたが、22日に呼吸困難となり、駆けつけた救急隊が急いで病院に運びましたが、亡くなりました。
また、同じ日には、コロナで入院治療を受けていた7歳の女の子も死亡しています。
9歳以下の子供が初めて新型コロナで亡くなったのは去年11月で、4か月間で5人になります。
韓国・保健当局の担当者
「11歳以下の場合、予防接種の対象となりません。ワクチン接種を受けていないので、オミクロンに対する抵抗力が弱いです]
9歳以下の感染者が増え、全体のおよそ15%になっています。ただ、医療体制は十分に対応できていないといいます。そのため政府は、子供たちが受ける在宅治療の仕組みを改善。また、子供向けの救急医療センターも拡大するとしています。