イスラエル軍、ハマス“訓練施設”映像公開 「降伏するか殺されるか」選択呼びかけ
イスラエル軍は11日、パレスチナ自治区ガザ地区にあるモスクでイスラム組織「ハマス」が訓練で使用していたとする施設の映像を公開しました。
イスラエル軍は11日、ガザ地区・ジャバリアにあるモスク内部でハマスが訓練で使用していた施設を発見したとして、映像を公開しました。モスクには武器のほか、爆発物を研究するための部屋があったなどと説明しています。
ロイター通信によりますと、イスラエルのガラント国防相は11日、「ガザ北部とガザ市での作戦は限界に近づいている」と述べ、ハマス戦闘員らに対し、「降伏するか殺されるか」選択するよう呼びかけました。
さらに、「イスラエルはガザ地区に永久にとどまる考えはない」とした上で、「イスラエルに敵対的でない限り、ガザ地区を誰が支配するか、あらゆる選択肢を議論する用意がある」と述べました。
こうした中、ガザ地区とイスラエルの境界付近では11日も照明弾が降り注ぐなど、夜間も戦闘が続く様子が見られました。ガザ保健当局はこれまでに1万8205人が死亡、4万9645人がケガをしたと主張しています。