拠点数十か所攻撃…多数のハマス戦闘員が投降 ガザ地区の民間人死者1万7000人以上に
イスラエル軍は、ガザ地区でイスラム組織ハマスの拠点数十か所を攻撃し、多数のハマス戦闘員が投降したと明らかにしました。
ガザ地区で撮影されたとされる映像には、服を脱がされ下着姿になった男性が路上に座り、イスラエル軍に連行されていく様子が映っています。
イスラエル軍の報道官は、多数のハマスの戦闘員が投降したとした上で、戦闘員と疑われる数百人を拘束して尋問していると明らかにしました。
一方、アラブ系メディアは、イスラエル軍は一般住民も拘束していて、中にはジャーナリストも含まれていると報じています。
イスラエル軍の空爆などで犠牲になる民間人は増え続けています。ガザ保健当局はこの24時間で350人以上が死亡し、死者が1万7000人以上に上っているとしています。
ロイター通信は、より多くの支援物資を運び込むため、ガザの境界にあるケレム・シャローム検問所を開くことにイスラエルが同意したと報じています。
人道状況が悪化の一途をたどる中、アメリカのブリンケン国務長官はイスラエル側に苦言を呈しています。
ブリンケン国務長官「私がイスラエルで話した民間人の保護、それと今、私たちが見ている現実とは隔たりがある」
また、バイデン大統領もネタニヤフ首相と電話会談し、民間人保護に取り組むよう働きかけたということです。