イスラエル軍が映像公開“ハマス拠点”に軍事装備品 「初めて砲兵がガザ地区内で活動」と主張
イスラエル軍は10日、パレスチナ自治区のガザ市にあるイスラム組織ハマスの司令センターとする建物で手榴弾などの軍事装備品を発見したとして、映像を公開しました。
イスラエル軍は10日、ガザ市シュジャイヤにあるハマスの司令センターとする建物で、手榴弾や対戦車ミサイル発射装置などの軍事装備品を発見したとして映像を公開しました。また、「地上作戦の開始以来、初めて、砲兵がガザ地区内で活動している」と主張しました。
一方、ロイター通信によりますと、ガザ地区保健当局の報道官は10日、「この24時間でガザ地区で297人が死亡し、550人以上が負傷した」と明らかにしました。武力衝突以降の死者は、およそ1万8000人にのぼるということです。
こうした中、WHOのテドロス事務局長は、ガザ地区の状況について、シャワーは700人ごとに1台、トイレは150人ごとに1基しかない状況に陥っているとして、病気が蔓延する条件がそろっていると指摘しました。