イスラエル軍参謀総長“ハマスに体制崩壊の兆し”
イスラム組織ハマスの掃討作戦を続けるイスラエル軍の参謀総長は9日、ハマスに体制崩壊の兆しがみえると述べました。
イスラエル軍がガザ全土で作戦を続ける中、前線を訪れた参謀総長は9日、「テロリストの降伏は体制崩壊の兆候だ」と述べた上で、さらに攻勢をかけるべきだと鼓舞しました。
こうした中、イスラエル軍は、南部ハンユニスなどを空爆するとともに、住民に対し中心部から退避するよう求めました。ハンユニスの病院には、空爆による負傷者などが次々と運び込まれていて、ガザ保健当局は、これまでに1万7700人以上がなくなったと主張しています。
ユニセフ報道官「私はウクライナで避難を強いられる人々に世界が心を寄せるのをみた。なぜ、ここの人々については世界は目をつぶるのか、理解できない」
イスラエル・メディアは、ネタニヤフ首相がアメリカのバイデン大統領と週末に電話会談した際、南部ハンユニスでの軍事作戦が3、4週間続くとの見通しを伝えたと報じています。
アメリカは10日、戦車の砲弾などおよそ1億650万ドル相当の武器をイスラエルに売却すると発表しています。