イスラエル軍とハマスの衝突激化 ガザ地区で新たに133人死亡と発表
イスラエル軍とイスラム組織ハマスの衝突が激しさを増しています。
パレスチナ自治区ガザ地区では新たに133人が死亡したと発表されました。
イスラエル軍は8日、パレスチナ自治区ガザ地区で人質救出作戦に失敗し、兵士2人が大けがをしたと発表しました。
一方、ハマスは、救出作戦の失敗で拘束していた人質1人が死亡したとして映像を公開しました。これについてイスラエルメディアは9日、人質の関係者が人質だった男性の死亡を認めたと報じています。
ロイター通信などは、9日の保健当局の発表として、ガザ地区南部の複数の病院でそれまでの24時間のうちに133人が死亡したと伝えています。
こうした中、8日の国連・安全保障理事会で、アメリカが拒否権を行使し即時停戦を求める決議案が否決されました。
これについて、パレスチナ自治政府のアッバス議長は9日、「パレスチナの子どもが血を流していることの責任はアメリカにある」と、強く非難する声明を発表しました。