ウクライナの“改革支援”で一致 NATO外相会合
NATO=北大西洋条約機構は29日、ベルギーのブリュッセルで外相会合を開き、将来のNATO加盟に向け、ウクライナの改革を支援することなどで一致しました。
NATOの外相会合はウクライナへの支援を継続することを確認して2日間の日程を終えました。
その上で、ロシアによる侵攻が終結した後のNATO加盟に向け、ウクライナに政治家による汚職の根絶や少数民族の人権尊重などの改革をおこなうよう求めました。
また、今回の会合では中国の脅威に対処するための方策についても話し合われました。
ストルテンベルグ事務総長は終了後の会見で、周辺諸国への威圧的な行動が「NATOの安全保障に与える影響について認識しなければならない」として、中国と近い、日本や韓国といったインド太平洋地域の国々とより緊密に協力する必要性を強調しました。