インドネシア大統領選 日本や中国との関係に影響は?
有権者が2億人を超える「世界最大の直接選挙」インドネシアの大統領選挙が14日に行われました。現地の状況を伝えてもらいます。
インドネシアの選挙は有権者の数もすごいんですけど投票率もすごく、前回は80%を超えました。その秘密の一つがこちら、投票をした人にはこのようにインクを付けます。わたしは投票していないのでこれはサンプルですが、ジャカルタの多くのレストランやカフェでは、この印を見せると割引きサービスを受けられるということです。例えばこちらの店では地元料理を含む会計が3割引きになります。投票率を上げる工夫がいろいろとされています。
選挙戦は現在のジョコ大統領の後継者とされるプラボウォ国防相のリードが伝えられています。立候補した3人の中では最年長ですが、若者の票を意識した選挙運動が効果を発揮しました。
例えば、アニメーション会社が作ったようなかわいいおじさんのキャラクターを作ってアピールしたり、熱烈な支持者がダンスをするTikTok動画を発信して若者の心をつかんだとされています。
──Q.選挙の結果次第では日本との関係で影響はありますか?
現政権が中国との関係を重視しているので、後継者のプラボウォ氏が勝利した場合も中国寄りの姿勢が続く可能性があります。アメリカや日本としては、東南アジアの大国といかに関係を強化していくか、次期政権の外交姿勢に注目していくことになりそうです。