有権者が2億人を超える「世界最大の直接選挙」インドネシアの大統領選挙が14日、始まりました。過密状態にある首都ジャカルタの移転計画も争点の一つとなっていて、有権者の判断が注目されます。ジャカルタから中継です。

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ジャカルタ中心部に近い住宅街の投票所です。投票所の多くは仮設のテントです。次々に人が集まり、多くの国民が選挙に関心を寄せているのがうかがえます。

今回の大統領選挙は、現在のジョコ大統領の路線継承を訴える国防相のプラボウォ氏に対し、政策の見直しを訴える前ジャカルタ州知事のアニス氏らが挑む構図です。論戦のテーマの一つには、ジョコ大統領が進めた首都移転計画がありました。

人口1000万を超える首都機能を1200キロ離れた別の島に20年かけて移すという途方もないもので、予算は日本円で4兆5000億円以上、予算を福祉などに充てるべきだと一部見直しも提起されました。

ただ、地元メディアは移転推進派のプラボウォ氏が優勢との見方を伝えています。

海外企業を呼び込んでインフラ整備を進めてきた現政権の路線は継承されるのか、現地の日本企業などの関心も高まっています。