中国海警局、南シナ海でフィリピン側の船と衝突と発表「不法侵入したため制御措置を講じた」
中国海警局は、南シナ海で領有権を争うフィリピン側の船と衝突したと発表しました。「フィリピン側が不法侵入したため、制御措置を講じた」と主張しています。
中国海警局は中国が領有権を主張する南シナ海のサビナ礁付近の海域で25日午後2時ごろ「フィリピン船舶が、中国政府の許可無く不法侵入した」と発表しました。
また「法に基づき制御措置を講じた」として「フィリピン側が中国側の警告を無視したため、 衝突が起きた」と主張しています。南シナ海では今月19日にも衝突が起きていて、中国側は「挑発をやめなければすべての責任をフィリピン側が負うことになる」と警告していました。
両国は先月、緊張緩和に向けて暫定合意しましたが、度重なる衝突で溝が深まっています。