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中国海警局、フィリピン船“違法侵入”で取り締まり 南シナ海で領有権争う

2024年6月17日 15:43
中国海警局、フィリピン船“違法侵入”で取り締まり 南シナ海で領有権争う
中国海警局ホームページより(資料)

中国海警局は17日、フィリピンと領有権を争う南シナ海で、フィリピンの船が「違法に侵入したため取り締まりを行った」と発表しました。

中国海警局は17日午前、フィリピンが実効支配する南シナ海のセカンド・トーマス礁付近で、フィリピンの補給船1隻が「違法に侵入したため取り締まりを行った」と発表しました。また、フィリピン側の船が危険な方法で故意に近づいたため、海警局の船と接触したとし、「責任は完全にフィリピン側にある」と強調しています。

中国は15日、自国が主張する領海内に違法に侵入した外国人を最長で60日間拘束できるとする法令を施行しました。南シナ海をめぐっては、フィリピンと中国が互いに領有権を主張して緊張が高まっていて、中国としては取り締まりによって海域の管轄権を誇示する狙いがあるとみられます。