米・民主党の上院トップら訪中、習主席と会談 「ハマス」への非難を求める
中国を訪問中のアメリカの民主党議員らが習近平国家主席と会談し、イスラエルを攻撃したイスラム組織「ハマス」を非難するよう求めました。
中国国営テレビによりますと、習主席は、民主党上院トップのシューマー院内総務ら民主党の議員団と会談しました。
習主席はこの中で「中米関係は世界で最も重要な2国間関係だ。競争と対立は時代の流れにそぐわない」と述べたということです。また、「世界的に緊急の課題の解決には中米両国の協力が必要だ」として、冷え込んだ米中関係の回復に期待感を示しました。
一方、シューマー氏は、ロイター通信によりますと、イスラエルとイスラム組織「ハマス」の衝突をめぐりイスラエルを支持しハマスを非難するよう求めたということですが、習主席がこの問題に言及したかは明らかにされていません。
米中両国は来月アメリカのサンフランシスコで開かれるAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)に両首脳が参加した際、会談を行うことを調整していて、会談に向けた議論も行われた可能性があります。