露プーチン大統領、ロシア正教会の礼拝に出席 ひとりで十字切る姿 “クリスマス停戦”指示も…双方の攻撃続いているか
ロシアのプーチン大統領は、一方的に宣言した停戦期間中の7日、クレムリンにあるロシア正教会のクリスマス礼拝に出席しました。一方、前線では散発的な砲撃が続いています。
在日ロシア大使館によりますと、プーチン大統領は7日、モスクワ・クレムリンの大聖堂で行われたクリスマス礼拝に出席しました。公開された映像では、プーチン大統領がひとりで胸の前で十字を切る様子が映っていて、多くの参列者とともに市内の教会の礼拝に出席した去年とは様子が異なりました。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、SNSでクリスマスメッセージを公開し、「ウクライナの地に勝利と平和と繁栄がもたらされますように」と述べました。
プーチン大統領は、日本時間の6日午後6時から36時間の停戦を指示していますが、ウクライナ側はこれを受け入れていません。
ロシア国防省は6日、ドネツク州などでウクライナ軍による砲撃があったと発表しました。一方、ウクライナ軍参謀本部は7日、ロシア軍の占領地を攻撃したことを認めた上で、「ロシア側は、この1日で1回のミサイル攻撃と20回のロケット攻撃を行った」と発表するなど、双方による攻撃が続いているとみられます。