韓国軍は、北朝鮮が先月、打ち上げに失敗した軍事偵察衛星を搭載していたロケットの一部を15日夜、海中から引き揚げたと発表しました。

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16日、韓国軍がメディアに公開したのは、地面に横たわる、巨大で白い筒状の物体です。所々に傷があり、一部では塗装がはがれているこの物体は、韓国軍が15日夜、韓国沖の海中から引き揚げた残がいです。表面には「天馬」と日本語で空を走る馬を意味するハングルも確認できます。

北朝鮮が先月31日に打ち上げに失敗した軍事偵察衛星を搭載していたロケットの一部で、韓国軍は打ち上げの当日、すでに海上で発見していて、15日に引き揚げました。

北朝鮮が公開した打ち上げ時の写真と比べると、形状はもちろん、模様も一致。韓国軍は、引き揚げたのはロケットの2段目で全長12メートル程度と分析しています。

今後、アメリカと韓国の合同で分析を進めるとともに、ロケットに搭載されていた軍事偵察衛星などについても捜索を続ける方針です。