ゼレンスキー大統領、1100億円以上の緊急支援必要性訴え「装甲車や防弾チョッキと同じくらい発電機が…」
厳しい冬を迎えたウクライナへの支援を協議する国際会議で、ゼレンスキー大統領は、1100億円以上の緊急支援の必要性を訴えました。
深刻な電力不足が続いているウクライナへの支援を協議する国際会議が13日、フランス・パリで開かれ、46の国と24の国際機関の代表が参加しました。
オンラインで参加したゼレンスキー大統領は、「発電機が、装甲車や防弾チョッキと同じくらい必要になっている」と述べ、エネルギー分野だけで、8億ユーロ(約1150億円)の緊急支援が必要だと訴えました。
会議では、各国から約1450億円の支援が集まりましたが、このうちエネルギー分野には600億円が充てられるということです。
こうした中、ロシア大統領府のペスコフ報道官は13日、「年内のロシア軍撤退などありえない」と述べました。ゼレンスキー大統領が12日にG7(=主要7か国)首脳との会合で「年内に撤退すべき」と発言したことに反発したものです。
ロシアメディアによりますと、ペスコフ報道官は、ウクライナ情勢の解決には、ドネツク州など4地域のロシアへの編入を含む“新しい現実”を受け入れる必要があると述べました。