ゼレンスキー大統領「前向きな動きがあった」トランプ政権との再会談へ調整開始
ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカのトランプ政権との再会談にむけ、調整を始めたことを明らかにしたうえで、「前向きな動きがあった」と述べました。
ゼレンスキー大統領は5日、「きょう、我々ウクライナとアメリカのチームが会談にむけて動き始めた」と明らかにしました。そのうえで、「前向きな動きがあり、来週、最初の結果がでてくると期待している」と述べました。
会談が決裂し、悪化した関係を修復するための水面下の調整が活発化していて、イェルマーク大統領府長官もSNSで、「安全保障問題などについて、近く双方の当局者が協議することで合意した」と投稿しました。
一方、アメリカ側もウォルツ大統領補佐官が、「次の交渉場所や協議内容について、いい話し合いができている。非常に短期間で動きがみられると思う」と述べています。
トランプ大統領は4日の施政方針演説で、ゼレンスキー大統領から早期の停戦交渉に前向きな姿勢を示した手紙を受け取ったと明らかにしました。CIAのラトクリフ長官は5日、ウクライナへの機密情報の提供も一時停止していることを明らかにしましたが、ゼレンスキー大統領による手紙をうけ、関係が改善されれば、軍事支援と情報提供が再開されるとの見通しを示しています。