イランの国営メディアなどによりますと、イスラエル軍は20日、シリアの首都ダマスカスを空爆し、イラン革命防衛隊の軍事顧問5人が死亡したということです。

イラン国営通信は20日イスラエルがダマスカスを空爆し、イラン革命防衛隊の軍事顧問5人の死亡が確認されたと伝えました。死者の中には情報部門の責任者も含まれるとの情報もあります。

これまでのところイスラエル軍は、この攻撃についてコメントしていません。

イランと敵対するイスラエルは、これまでにも、シリアにあるイラン革命防衛隊の拠点を攻撃し、幹部を殺害しています。

ロイター通信によりますと、イランのライシ大統領は声明を発表し、「テロ行為と犯罪行為が続くのは、イスラエル政権がユダヤ人の国を作るという邪悪な目的を達成できていないことを示している」とした上で、「イランはこれらの犯罪の数々を放置しないだろう」と述べ、イスラエルへの報復を示唆しました。