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韓国 新規感染者3日連続30万人超も…入国条件緩和へ

2022年3月14日 12:47
韓国 新規感染者3日連続30万人超も…入国条件緩和へ

韓国では新型コロナウイルスの新規感染者が3日連続で30万人を超え、感染拡大が続いています。一方で、入国後に7日間義務づけていた隔離を21日から順次、免除するなど規制は緩和する方針です。

韓国では、14日の発表で新規感染者が30万9790人となり、最多だった12日(38万3659人)以降、3日連続で30万人を超えています。重症者数も1158人と過去最多を更新し、感染によって自宅で治療をする人も160万人を超えています。

感染者の急増によってPCR検査の処理が急増し、限界に達していることから、韓国政府は14日から医師による簡易的な抗原検査で陽性となれば、PCR検査なしで確定診断とする方式に変更しました。

ただ、新規感染の100%が「オミクロン株」によるもので重症化率は低いことなどから、対策による規制は緩和を進めています。

すでに5日から飲食店などの営業時間を午後11時までに延長したほか、14日からは同居する家族らが感染していても、ワクチン接種の有無にかかわらず学生が登校できるようになります。ただ、子どもの感染も相次いでいることから、5~11歳を対象にしたワクチン接種を今月末から開始します。

また、韓国への入国条件も緩和します。外国から韓国に入国した人は、これまで7日間の隔離が義務づけられていましたが、21日以降、順次、隔離が免除されます。2回目のワクチン接種完了後、180日以内か、3回目のワクチン接種を行った人が免除の対象になるということです。