ロシアではまもなく、第二次世界大戦で旧ソ連がナチスドイツに勝利したことを祝う「戦勝記念日」の式典が始まります。ウクライナ侵攻が長期化する中、プーチン大統領が演説でどのような発言をするのか注目です。

式典は、モスクワ中心部にある赤の広場で行われます。まもなくプーチン大統領もこの場に姿を現す予定です。

去年は事前に発表されていたパレードの詳細は、今年は明らかにされていません。またパレード自体も縮小されて、登場する兵器も少なくなるのではないかとの見方もあるなど、異例の戦勝記念日となっています。

式典ではプーチン大統領が演説でどのような方針を打ち出すのか注目されています。

ロシア国民「（演説では）軍事作戦がいつ終わるのかを知りたい」
ロシア国民「ロシアが撤退しないことを望んでいます」

今月3日に隣接する大統領府に無人機が接近した事件以降、赤の広場周辺ではGPSが正しく機能しなくなりました。新たな攻撃に備え警戒が強化されていることもうかがえます。