欧州中央銀 政策金利0.5%引き上げ、マイナス金利を解除 急激なインフレ抑制へ
ECB(=ヨーロッパ中央銀行)は21日、急激なインフレを抑え込むため、政策金利を0.5%引き上げるとともに、マイナス金利を解除することを決めました。利上げは11年ぶりです。
ヨーロッパ中央銀行・ラガルド総裁「大きな第一歩を踏み出すことが適切であると判断した」
ECBは21日の理事会で政策金利を0.5%引き上げることを決めました。通常の2倍の大幅な利上げで、2011年7月以来、11年ぶりの利上げとなります。また、2014年から続けてきた、マイナス金利を解除することも決定しました。ロシアのウクライナ侵攻などを受けた急激なインフレを抑え込む狙いがあります。
アメリカやイギリスなどの中央銀行は、すでに利上げに踏み切っていて、歩調を合わせ、金融引き締めにかじを切った形です。