イスラエルとイスラム組織「ハマス」の合意に基づく新たな人質の解放が、まもなく始まる見通しです。

イスラエルメディアは、24日に続く新たな人質の解放がまもなく始まると報じていますが、「当初の予定よりも遅れている」としています。人質は解放された場合、パレスチナ自治区ガザ地区とエジプトの境界にあるラファ検問所を通って、イスラエルに移送されるとみられます。

一方、前日に解放された人たちは、続々と家族との再会を果たしています。母親とともに解放された9歳のオハドくん。搬送先の病院で待っていたのは、父親のジヒリさんでした。24日に解放された4歳のラズちゃんも父親と再会しました。

ラズちゃん（4）「家に帰る夢を見たの」

これまでのところ、人質の解放は着実に実行されていますが、今回の人質解放の対象は、女性と子どもに限定されています。

25日には、「全ての人質の解放」を求める大規模な集会がテルアビブ市内で予定されています。

国連は、24日に支援物資を搭載したトラック137台が、パレスチナ自治区ガザ地区に入ったとしています。衝突が起きて以降、ガザ地区への1日あたりの物資搬入量としては最大規模となります。

また、パレスチナの赤新月社は、61台のトラックがガザ地区北部にも支援物資を運んだことを明らかにしました。