アメリカ・ロサンゼルス郊外のダンスクラブで、男が押し入り銃を乱射し、10人が死亡する事件が起きました。容疑者は72歳のアジア系の男で、逃走後に自殺しました。事件から一夜明けた現場には花が手向けられ、「（銃の事件は）もう、うんざりです」と話す人も…。地元当局は、男が犯行に至った動機について調べています。

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またもアメリカで起きた“銃乱射事件”。現場では規制線が張られ、銃を持った警察官が周辺を警戒し騒然となっていました。

事件が起きたのは21日午後10時すぎ、アメリカ・ロサンゼルス郊外のモントレーパークのダンスクラブに男が押し入り、銃を乱射したのです。

近隣住民
「20～30秒くらい爆竹のような音を聞きました。ものすごくショックです」

カメラが捉えたのは、現場のダンスクラブから次々と搬送される負傷者の姿。地元当局によると、これまでに10人が死亡、少なくとも10人がケガをしたということです。

銃を乱射したのは72歳のアジア系の男で、事件後、逃走しました。現場は多くのアジア系の人が住んでいて、当時、春節を祝うイベントが開かれ、多くの人でにぎわっていたといいます。そのイベントの直後に、男は犯行に及んだとみられています。

さらに事件後には、近くの別のダンスクラブにも押し入りましたが、その場にいた人から銃を取り上げられ、白いバンに乗って逃走したといいます。

地元当局がバンを追ったところ、事件発生から約12時間後、銃を乱射した現場から40キロほど離れたショッピングセンターの駐車場で発見。警察官が男に接触するため、近づこうとすると…バンの中から1発の銃声がしたといいます。その後、警察の特殊部隊がかけつけ、バンの中を確認すると男が倒れていたということです。

ロサンゼルス郡保安官　ロバート・G・ルナ氏（22日）
「モントレーパークで起きた銃乱射事件の容疑者として、白いバンの男の身元を確認することができた。容疑者は銃で自殺をはかり、その場で死亡が確認された」

男は自殺。バンの中からは拳銃が発見されました。

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事件から一夜明けた現場には花が手向けられ、多くの人が集まっていました。中には、「打ちひしがれています。（銃の事件は）もう、うんざりです」と話す人も…。地元当局は、男が犯行に至った動機について調べています。