×

中国・習近平国家主席「ライバルではなくパートナーであるべき」 米・ブリンケン国務長官と会談

2024年4月27日 1:27

アメリカのブリンケン国務長官は、26日、北京で中国の習近平国家主席と会談しました。習主席は、アメリカによる中国包囲網をけん制しました。

中国・習近平国家主席
「(米中には)まだ解決すべき多くの問題があり、さらなる努力の余地がある」

アメリカ・ブリンケン国務長官
「私たちは両国の違いについて責任を持って対応し、いかなる誤解や誤った認識、誤算を避けなければならない」

26日に行われた会談で、習主席は両国の関係について、「ライバルではなく、パートナーであるべきだ」と呼びかけました。その上で、アメリカが同盟関係を強化していることを念頭に、「小さなグループを作るべきでなく、他方を標的にしたり、危害を加えたりすべきではない」とけん制しました。

一方、ブリンケン国務長官は会談後の会見で、中国によるロシアの軍需産業への支援をやめるよう求めました。中国が態度を変えなければ制裁など「追加措置を講じる用意がある」と警告しました。また、米中がAI=人工知能を巡る初の協議を数週間以内に開くことで合意したことを明らかにしました。