中国・北京を訪問している江藤農林水産相は、韓俊農業農村相と会談しました。江藤農水相は、日本産牛肉の中国の輸入再開について「重要な一歩を踏み出せた」と成果を強調しました。

江藤農水相は17日午前、韓俊農業農村相と会談し、2001年から中国政府が続けている日本産牛肉の輸入停止措置の撤廃を求めました。会談では、牛肉を輸出するために必要となる協定について、早期の発効を目指し、調整を進めることで一致したということです。

江藤農水相
「中国側の前向きな姿勢がしっかりと確認ができました」「重要な一歩を踏み出せたというふうに思っております」

一方で、日本産水産物の輸入再開については、中国側から具体的な時期や手続きの進展は示されず、江藤農水相は「首脳会談や外相会談の成果を実行に移すために努力を継続する」と述べるにとどめました。