仏露首脳が電話会談 外交的解決を優先で一致
緊迫するウクライナ情勢をめぐり、ロシア軍はベラルーシでの20日までの合同軍事訓練後も撤収しないことがあきらかになりました。
ウクライナ情勢が緊迫していることをうけ、ベラルーシ国防省は、20日に終了する予定だったロシアとの合同軍事演習を延長すると発表しました。当初、ロシア側は、演習終了後に部隊がベラルーシから帰国するとしていましたが、撤収しないことになりました。
こうした中、プーチン大統領は20日、フランスのマクロン大統領と電話会談を行いました。
会談でプーチン大統領は、ウクライナ東部の情勢の悪化はウクライナ軍によるものと批判しましたが、両首脳は、外交的解決を優先することで一致したということです。
マクロン大統領はまた、ウクライナのゼレンスキー大統領とも電話会談を行い、挑発行為に反応せず、停戦を尊重することを確認したということです。
一方、アメリカのブリンケン国務長官は20日、CNNテレビに出演し、「バイデン大統領は、戦争を防ぐためなら、いつでもどのような形式でもプーチン大統領との会談を行う用意がある」と述べました。
今月24日には、米露外相会談が予定されていますが、首脳レベルでの会談にも意欲を示したものです。