中国の国産ジェット旅客機「C919」運航を開始
中国が国家プロジェクトとして開発したジェット旅客機「C919」が28日、運航を始めました。航空産業でも欧米メーカーに対抗する構えです。
中国の国産ジェット旅客機「C919」は2008年から開発が進められ、28日、上海・北京間で初めての商用飛行が行われました。中国メディアによりますと、座席数は164席で、29日からは上海と四川省成都の区間で定期運航されるということです。
C919を見に来た人「中国の国産ということで、とてもワクワクしています」
中国の航空会社では、ボーイングやエアバスといった欧米メーカーの旅客機が数多く採用されてきました。「製造強国」を目指す習近平指導部としては今後、需要が見込まれる中型機以上の航空機市場で、欧米メーカーによる独占状態を打破したい考えです。