米・バイデン政権 AI研究開発戦略を改定 国際協調重視など掲げる
アメリカのバイデン政権は23日、AI=人工知能に関する研究開発戦略を改定しました。研究開発にあたって国際協調を重視することなどを掲げています。
改定された戦略では、環境や医療などグローバルな課題に対処するために、AIの研究・開発にあたって国際協調を重視するとの項目が新たに盛り込まれました。また、AIの利用者を権利侵害から守りながら開発を進める「責任あるAI」の理念を改めて掲げ、適切な規制を設けながらAI開発を進めていく姿勢を明確にしています。
また教育省は、学校現場へのAI導入に関する報告書を公表しました。AI導入の具体的な利点やリスクを挙げ、不完全なデータに基づいてAIが生徒の学習内容を管理した場合、学力差が拡大する可能性があるなどと指摘しています。