韓国政府 国際線運航を来月から大幅増便へ
韓国政府は、新型コロナウイルスの流行後、大幅に縮小されていた国際線の運航について、来月から大幅に増便を進める方針を明らかにしました。6月からはソウルの金浦空港でも国際線の運航が再開され、東京の羽田空港との往来も順次再開する見通しです。
韓国の国土交通省は6日、今後、国際線の運航を段階的に増やし、今年の年末までにコロナ流行前の50%まで回復させる方針を明らかにしました。
現在、韓国の国際線は週に420便とコロナ流行前の1割以下まで減っていますが、5月以降、週100便ずつ増やす計画です。
また、これまで国際線の乗り入れは仁川空港や釜山の金海空港などに限られていましたが、5月からは済州空港、6月からはソウルの金浦空港でも国際線の運航が再開されます。
日本との往来はこれまで成田=仁川、関空=仁川などに限られていましたが、今後、羽田=金浦などの路線も順次、再開する見通しです。
韓国政府の担当者は、「航空分野も、早急に日常に戻れるよう最善を尽くす」とコメントしています。
韓国は、先月から3回目のワクチン接種などを条件に入国後の隔離を免除する措置を始めています。
ただ、日本から韓国への渡航にはビザの取得が必要で、コロナ前のような“ビザ免除措置”の再開については見通しが立っていません。