中国当局が発表 新型コロナ関連死「6万人近くに」
中国当局は14日、先月8日から今月12日まで新型コロナウイルスに関連して死亡した人が6万人近くにのぼったと発表しました。死者数が従来の発表から大幅に増えたかたちです。
中国当局は14日、いわゆるゼロコロナ政策を転換した後の先月8日から今月12日までに新型コロナウイルスに感染して病院で亡くなった人が5万9938人にのぼったと発表しました。従来の発表では同じ期間の死者数は数十人にとどまっていて、大幅に増えたかたちです。
中国政府は、これまで新型コロナ感染者の中でも基礎疾患が重症化して亡くなった場合には死者数に含めないとしてきましたが、今回の発表では基礎疾患が重くなって亡くなった人も含めています。
中国当局は今回の発表について、統計方法を変更したとの立場をとっていませんが、統計が不透明との批判をかわす狙いがあるとみられます。