ナワリヌイ氏追悼の市民 警察に拘束相次ぐ 当局、支持者の動き警戒か
ロシアの独立系メディアは27日、北極圏の刑務所で死亡したナワリヌイ氏を追悼した市民が後日、警察に拘束されるケースが相次いでいると報じました。当局が支持者の動きを警戒しているとみられます。
今月16日に当局が死亡を発表したロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏を巡っては、その日の夜から、各地で追悼する動きが起きました。
こうした中、独立系メディアは27日、警察が追悼に訪れた市民を映像などで割り出していると報じました。17日に献花に行った男性は、6日後に自宅を訪れた警察官に拘束され、別の男性は9日後に自宅に来た警察官に監視カメラの映像を見せられて、警告を受けたということです。
こうした中、ナワリヌイ氏の広報担当は27日、「告別式を行う会場を探しているがナワリヌイと言っただけで断られる」とSNSに投稿しました。死亡発表から既に2週間が経とうとしていますが、当局が支持者が集まることを強く警戒しているとみられます。