フランスで、当時の妻を薬物で昏睡状態にした上でレイプさせたとして、元夫に禁錮20年、レイプなどをした50人に有罪判決が言い渡されました。

AFP通信によりますと、フランス南部の裁判所で19日、当時の妻のジゼル・ペリコさんを薬物で意識を失わせた上で、およそ10年間にわたり性的暴行を加えたとして、元夫のドミニク・ペリコ被告に対する判決公判が19日、開かれました。

ドミニク被告は、インターネットで募った何十人もの男らにレイプさせたり、自らレイプしたりしたことを認めていて、動画も撮影していて、200件の犯行が確認されました。

裁判所は、ドミニク被告に対し、最高刑である禁錮20年、レイプなどを行った50人に対し、禁錮3年から15年の有罪判決を言い渡しました。

ジゼルさんは薬物を使った性暴力の非道さを訴えたいと公開裁判に臨み、犯行の異常性も社会に衝撃を与えています。