中国、特別代表をウクライナやロシアなどに派遣へ 「和平交渉に尽力していることの表れ」
中国政府はウクライナ問題での和平交渉を推進するため、今月15日から政府の特別代表をウクライナやロシアなどに派遣すると発表しました。
これは中国外務省の報道官が明らかにしたもので、元ロシア大使の李輝・ユーラシア担当特別代表が15日からウクライナのほか、ポーランド、フランス、ドイツ、そしてロシアを訪問するということです。
報道官は今回の派遣の目的について「ウクライナ危機の政治的解決について各方面と意思疎通を行う」としたうえで、「中国が和平交渉に尽力していることの表れだ」と強調しています。
中国の特別代表のウクライナ派遣については、習近平国家主席が先月、ゼレンスキー大統領との電話会談で表明していました。