アメリカ・ロサンゼルスで11日、ドライバーのいない完全自動運転のタクシーの一般の人への試験提供が始まりました。

ロサンゼルスの観光地で知られるサンタモニカで一般への試験提供が始まったのは、IT大手グーグル傘下ウェイモの完全無人タクシーです。走り出すと、ハンドルは自動で動き目的地に向かいます。およそ30分の乗車の間、流れがスムーズな場所では時速50キロ以上で進み、歩行者や障害物をしっかり感知して安全に止まりました。

ウェイモは既にサンフランシスコなどで有料の無人タクシーサービスを始めていて、今後、ロサンゼルスへの拡大を目指しています。

ウェイモ担当者「LAは非常に大きな都市で、交通状況も複雑。だから無人タクシーが様々なシナリオをより多く学ぶことができます」

州によると、無人タクシーが停止した際、他の車が衝突するなど、自動運転車が関わる事故は今年に入り118件報告されているということです。