プーチン大統領を「起訴すべき」指名手配の露国営放送元職員がSNSに動画投稿
反戦活動で自宅軟禁となったあと、逃走したとしてロシア内務省が指名手配していた国営放送の元職員、オフシャンニコワさんが5日、自らのSNSに動画を投稿し、プーチン大統領を起訴すべきだと訴えました。
オフシャンニコワさん「尊敬する連邦刑務所の皆様、このブレスレット(足の電子監視)をプーチンにつけてください。ウクライナ国民の大量虐殺と(部分的動員による)ロシア人男性を大量に殺りくする罪で、私ではなく彼を起訴すべきです」
反戦活動を続ける元国営放送の職員オフシャンニコワさんは、7月にクレムリン近くで「プーチンは殺人者」などと批判したことから起訴され、裁判所に自宅軟禁を言い渡されていました。
ロシアメディアによりますと、1日夜に10代の娘と一緒に軟禁場所から逃走し、ロシア内務省が3日、指名手配していました。
弁護士によりますと、ロシア連邦捜査委員会は5日、オフシャンニコワさんの居場所を特定することなく、自宅軟禁を拘禁に変更するよう申し立てましたが、裁判所は認めなかったということです。
オフシャンニコワさんは3月、生放送中に戦争反対のプラカードをもってテレビ画面に登場して以来、反戦活動を続けていて、これまでに3回、罰金を科されています。