工事現場のクレーン倒壊、列車に直撃 乗客1人死亡、8人ケガ 台湾中部・台中市
台湾で工事現場のクレーンが倒壊し、近くを走っていた列車に直撃する事故があり、これまでに列車の乗客1人が亡くなったほか、8人がケガをしています。
台湾メディアによりますと、日本時間の10日午後1時半ごろ、台湾中部・台中市にある鉄道の駅近くで、工事現場のクレーンが倒壊し、走行していた列車に直撃しました。
被害に遭ったのは、台中市の中心部を無人運転で走る列車で、クレーンが衝突した車両には当時、20から30人ほどの乗客がいたということです。
この事故で、列車の乗客1人が死亡したほか、8人がケガをしました。日本台湾交流協会によりますと、死傷者の中に日本人はいないということです。
クレーンがあった工事現場では、34階建てのビルを建設中で、事故が起きた時には建設に使っていたクレーンを解体する作業を行っていたとみられています。
台中市の市長は事故後、現場を訪れ「重大な事故であり、厳正な処罰を検討する」と話しています。