北朝鮮の金正恩総書記が韓国との戦争を避けるつもりはないと言及したことがわかりました。

北朝鮮メディアは金総書記が重要な軍事関連工場を8日と9日にわたって視察し、兵器などの生産状況を確認したと伝えました。視察の際に金総書記は韓国について「最も敵対的な国家として規定しなければならない歴史的な時期が到来した」と指摘した上で、「我々の主な敵として断定する」と強調しました。

さらに、「戦争を避けるつもりはない」と主張し、「我が国の主権と安全を脅かせば、躊躇なくあらゆる手段と武力を行使し、 韓国を完全に焦土化させる」と警告したということです。金総書記は先月行われた朝鮮労働党の重要会議で南北対話を統括する部門などを整理・改編し、韓国に対する政策を転換する意向を示していました。