予備役を動員“招集”避け ロシア国外へ逃れる動きも…混乱
ウクライナへの侵攻をめぐり、ロシアのプーチン大統領が国民の一部を動員すると発表したことを受けて、現地では招集を避けるために国外へ逃れる動きが出るなど混乱が生じています。
プーチン大統領が、軍隊経験のある予備役を動員する大統領令に署名したことを受け、ロシア各地で抗議デモが起こり1400人以上が拘束されています。
また、招集を避けるために国外へ逃れようとする動きも出ていて、隣国ジョージアとの国境では数キロにわたって車の列ができるなど混乱が生じています。
さらに、トルコなどに向かう航空便のチケットが高騰し、一部では売り切れも出ているということです。
こうした中、ウクライナで親ロシア派勢力が実効支配する地域ではロシアへの編入の是非を問う住民投票の準備が進められています。
住民投票は、東部のドネツク州や南部のヘルソン州などで今月23日から27日にかけて行われる予定で、ウクライナによる反転攻勢が続く中、ロシアとしては支配の既成事実化を急ぐ狙いがあるものとみられます。