“記録的”猛暑続く中国 長江の水位下がり川底から“仏像”3体が…
中国では、記録的な猛暑が続いています。雨も降っていないため、中国最大の川・長江の水位が下がり、3体の仏像が現れました。仏像は約600年前に作られたとみられていて、通常は川底に沈んでいる場所だったということです。
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記者(23日)
「手元の気温計は45℃になりました。本当に全身から汗が噴き出るほどの暑さで、市内の河川は広範囲で干上がってしまっています」
今、中国では「60年ぶり」ともいわれる記録的な猛暑が続いています。雨も降っていないため、水不足になっています。人の姿も確認できるこの場所は本来、川底です。
重慶市民
「たまったもんじゃない。40℃を超えているんだから」
――以前、ここは露出していた?
重慶市民
「水だよ水。そっちまで全部水だった」
重慶市や四川省では、連日40℃を超える猛暑が続いています。中国最大の川・長江の水位が下がり、3体の仏像が姿を現しました。中国メディアによると、仏像は600年前に作られたものとみられ、通常は水の底に沈んでいる場所だったということです。
記録的な暑さが続くなか、市民らが涼しさを求め集まったのは、地下鉄の駅です。床や階段に座り込み、手すりにもたれかかって、寝ている人もいました。
重慶市民
「以前もこんな暑い日はあったが、ここまで長期間ではなかった」
重慶市では、多くの地域で数週間にわたり雨が降っていません。山火事も相次ぎ、住民1500人以上が避難しました。中国の気象当局は人工的に雨を降らせる飛行機を現地に配備するなど、終わりの見えない猛暑に警戒を強めています。