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韓国政府、5年ぶり対北独自制裁 相次ぐミサイル発射に

2022年10月14日 10:32
韓国政府、5年ぶり対北独自制裁 相次ぐミサイル発射に

弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し、韓国政府は対抗措置として、開発に関わった人物などに制裁を科すと発表しました。韓国が独自制裁を行うのは5年ぶりです。

韓国軍によりますと、北朝鮮は14日午前1時49分ごろ、平壌の順安付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射しました。北朝鮮のミサイル発射は今年27回目で、異例の頻度です。

これに対し、韓国政府は14日朝、核・ミサイル開発の資金調達や物資の搬入などに関わった15の個人と、16の機関の金融取引を制限すると発表しました。

韓国が北朝鮮に独自制裁を行うのは2017年12月以来、およそ5年ぶりで、「不法な資金取引を遮断し、対象者との取引の危険性を喚起する」としています。

韓国軍は14日未明のミサイル発射の前後、北朝鮮が朝鮮半島の東側と西側で砲撃を170発以上行い、南北の緩衝区域内の海上に着弾したと明らかにしました。

一方、北朝鮮軍の報道官は、13日、韓国軍が「我が軍の前方で10時間あまり砲撃を行い、強力な対応軍事行動を取った」と主張していて、南北の緊張が高まっています。