ポーランドへの避難民…新たな課題は“家”
ウクライナから避難した人たちを260万人以上受け入れるポーランドでは、避難生活の長期化が懸念される中、生活の場となる“家”をめぐり、新たな課題が生まれています。
ポーランドのクラクフでは、現地で暮らすウクライナ人らが避難してきた人たちに無料で借りられる部屋を紹介しています。
部屋探しに来た人「戦争はまだ続くでしょう。(避難先の)ホテルはいい待遇だったが自分の家に住みたい」
しかし、軍事侵攻のあと、人口80万人弱のクラクフにおよそ10万人が押し寄せ、部屋の数は足りていません。さらに、戦闘の収束が見通せない中、ウクライナの人たちが探す部屋にある“変化”が起きているといいます。
担当するボランティア「ポーランドで2~3週間多くて1か月くらい住んでいるウクライナ避難民が、戦争が長くなると分かって長期間家を借りたいと言っている。しかし、(ポーランド人も)長期間になると無料で貸すのは難しい」
避難生活の長期化が懸念される中、生活の場をどう確保するのか。新たな課題となっています。