「憲法に沿った措置」北朝鮮が韓国と繋がる道路爆破 北朝鮮国営メディア
北朝鮮の国営メディアは、韓国と繋がる道路などを爆破したことについて初めて報じ、「韓国を敵対国家と規定した憲法に沿った措置」であると伝えました。
北朝鮮は15日、韓国と繋がる道路や鉄道の一部を爆破しました。
この爆発について、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は16日付で「北朝鮮と韓国を徹底的に分離させるため、物理的にかつ完全に断ち切る措置をとった」と明らかにしました。
また、爆破は「韓国を敵対国家と規定した憲法に沿ったもの」としています。
北朝鮮の金正恩総書記が今年に入り、「韓国を『第一の敵国』と明記する」よう憲法の改定を指示していて、今月、北朝鮮は憲法を変更しましたが、その詳細が明らかになるのは初めてです。
一方、北朝鮮国防省の報道官は、韓国との軍事境界線を“国境”と表現し、「閉鎖された南部国境を永久的に要塞化するため、我々の措置は、引き続きとられる」と強調しています。