ボーイング 二度の墜落事故めぐり約284億円の罰金を支払うことで合意
アメリカの証券取引委員会は22日、航空機大手「ボーイング」が旅客機「737MAX」の二度の墜落事故をめぐり、約284億円の罰金を支払うことで合意したと公表しました。
ボーイングの新型旅客機「737MAX」はインドネシアとエチオピアで2018年と19年に相次いで墜落事故を起こし、あわせて346人が死亡、世界で運航が停止する事態となりました。
アメリカ証券取引委員会は「旅客機の安全性に深刻な懸念があると知りながら、 投資家に真実を開示しなかった」としてボーイング社が2億ドル、日本円で約284億円、当時のCEOが100万ドル日本円で約1億4200万円を支払うことで合意したと公表しました。
ボーイングは「本日の和解は、事故に関連する未解決の法的問題を責任を持って解決する取り組みの一環です」とする声明を出しました。