中国の気球が台湾海峡の「中間線」越え飛来…台湾国防部発表
台湾国防部提供
台湾の国防部は8日、中国の気球が台湾海峡に設定された事実上の停戦ライン「中間線」を越え飛来したと発表しました。
台湾国防部によりますと、日本時間7日午後1時前、台湾北部の基隆から南西へおよそ187キロメートル、高さおよそ6400メートルの上空で中国の気球が発見されました。
その後、気球は東へ進み、およそ1時間後に確認できなくなったということです。気球は、気象観測用のものとみられ、台湾海峡に設定された事実上の停戦ライン、「中間線」を越え飛来したということです。
また、8日午前7時までの24時間で、中国軍機のべ26機と艦船のべ10隻が台湾周辺で活動しており、台湾国防部は、「状況を監視し、適切に対応している」としています。