中国軍機57機が台湾周辺を飛行…一部「中間線」越える 台湾国防部発表
台湾国防部は中国軍機57機が台湾周辺を飛行したと明らかにしました。中国軍側は「台湾独立勢力の挑発行為に断固として対抗する」とコメントしています。
台湾国防部によりますと、9日の朝までの24時間に、中国軍の偵察機など延べ57機が台湾周辺を飛行したと発表しました。そのうち28機が、台湾が設定する防空識別圏に進入し、一部は台湾海峡に設定された事実上の停戦ライン「中間線」を越えました。
一方、中国軍は8日夜、台湾周辺の空と海で実戦的な軍事演習を行ったことを明らかにしました。演習の目的について「外部勢力と台湾独立勢力の挑発行為に断固として対抗する」と説明しています。
台湾メディアによりますと、去年1年間に台湾周辺を飛行した中国軍機は1700機以上にのぼり、2021年の960機以上から大幅に増加しました。