アメリカ軍は、南シナ海上空で中国軍機が米軍機の機首から6メートルの距離まで異常接近したとして、その映像を公開しました。

中国海軍の戦闘機が異常接近した際のものとして、アメリカ軍は映像を公開しました。

アメリカのインド太平洋軍によりますと、今月21日、南シナ海上空の国際空域を米空軍の偵察機が飛行していた際、中国海軍の戦闘機が米軍機の機首の6メートルの距離まで接近したということです。

ロイター通信は、米軍関係者の話として「翼からは3メートルの距離だった」と伝えています。

アメリカ軍は、衝突をさけるため偵察機が回避行動をとったということです。

アメリカ軍は、声明で中国軍の接近は「危険な行動」だと非難した上で、「全ての国が国際法に従って安全に国際空域を使用することを期待する」としています。