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北朝鮮が夜もミサイル発射 金総書記の側近が米韓合同軍事演習“延長決定”に「取り返しつかない重大な失策」

2022年11月4日 0:31

北朝鮮は3日夜、弾道ミサイル3発を発射しました。北朝鮮は同日朝にもICBMの可能性があるものを含む弾道ミサイルを少なくとも3発発射。金正恩総書記の側近は3日夜、米韓が合同軍事演習の延長を決めたことに対し、「取り返しのつかない重大な失策を犯したことを知ることになる」と警告する談話を発表しています。

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北朝鮮が3日夜、また新たな弾道ミサイル3発を発射しました。浜田防衛相は午後10時半すぎ、「北朝鮮は本日21時台、北朝鮮内陸部から3発の弾道ミサイルを東方向にむけて発射しました」と明らかにしました。日本のEEZ(=排他的経済水域)の外の日本海に落下し、現時点で被害は確認されていないということです。

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3日の日本は、朝からミサイルの脅威に…。午前7時50分に、宮城、山形、新潟の3県に「Jアラート」が発出されました。日本テレビの報道フロアでは「宮城、山形、新潟!」と叫ぶ声が響き、慌ただしい空気に包まれました。

宮城・蔵王町では午前8時ごろ、サイレンの後に「北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます」との警報が鳴り響きました。

新潟県内を走行中の新幹線の車内アナウンスでは、「まもなく列車は緊急停止いたします」「ミサイルが発射されたと政府からの情報が入りました」との案内がありました。その後、乗客のスマートフォンが鳴り、再びJアラートが発出されたことが画面に表示されていました。

新潟・佐渡市の漁港では、急いで海から戻る漁師の姿が。「安心して海も出てられんわ、危なくて…」とこぼしていました。

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祝日の朝を襲った混乱。3日朝、北朝鮮は少なくとも3発の弾道ミサイルを立て続けに発射しました。防衛省によると、1発目は午前7時39分ごろに発射され、約750キロ飛翔し、日本のEEZ(=排他的経済水域)の外に落下。ICBM(=大陸間弾道ミサイル)の可能性があると分析しています。

その約1時間後に2発目、3発目が発射され、朝鮮半島の東の海岸付近に落下したということです。

韓国側の分析では、1発目はエンジンが上空で分離した後、正常な飛行に失敗したとみられています。

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前日も20発以上のミサイルを発射している北朝鮮。その狙いについて、北朝鮮の政治に詳しい、慶応義塾大学の礒﨑敦仁教授は2つの可能性を指摘します。

慶応義塾大学 礒﨑敦仁教授
「2つ考えられます。
 (1)核実験をしたいけど(中国が反対していて)踏み切れずにいるから、ミサイルを連射している
 (2)自ら状況・環境をエスカレートさせることで、『核実験をせざるをえない』という状況を作り出している」

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また北朝鮮は3日夜、金正恩総書記の側近・朴正天書記が談話を発表。アメリカと韓国が合同軍事演習の延長を決めたことについて、「取り返しのつかない重大な失策を犯したことを知ることになる」と警告しています。

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連日、ミサイルが発射される中、今回、Jアラートをめぐっては、ある問題が。一旦は“ミサイル通過”の情報が伝えられ、佐渡市の漁港でも「先ほどのミサイルは、太平洋へ通過したものとみられます」とのアナウンスが流れました。

しかし午前9時ごろには、浜田防衛相が「ミサイルは日本列島を越えず、日本海上空にて消失したことが確認されましたので、訂正いたします」と明らかにしたのです。

防衛省によると、発射を確認した3発のミサイルとは別に、日本列島を越えて飛翔する可能性のあるものを探知していたといいますが、実際には日本列島を通過せず、日本海上空でレーダーから消失してしまったということです。

(11月3日放送『news zero』より)