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ベネズエラ“隣国領土併合法律”が成立 ガイアナ大統領は国際法違反と激しく反発、大規模油田めぐり領有権を主張

2024年4月5日 11:09
ベネズエラ“隣国領土併合法律”が成立 ガイアナ大統領は国際法違反と激しく反発、大規模油田めぐり領有権を主張

南米ベネズエラで3日、隣国ガイアナの領土であるエセキボ地域を併合する法律が成立しました。ガイアナの大統領は国際法違反だと激しく反発しています。

ガイアナの国土の7割にあたるエセキボ地域は、1899年の国際仲裁裁定で当時、イギリス領だったガイアナの一部とされましたが、その後もベネズエラが一方的に領有権を主張していました。

2015年にエセキボ地域で大規模な油田が発見されて以降、さらに主張を強め、去年12月の国民投票で95%以上が、この地域の併合に賛成したと発表していました。

ベネズエラのマドゥロ大統領は3日、エセキボ地域を併合する法案に署名した上、自身のSNSで「遅かれ早かれ、エセキボ地域に対する我々の権利は回復される」などとコメントしました。

これに対し、ガイアナの大統領は「国際法の原則に対する甚だしい違反だ」などと激しく反発しています。

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