ゼレンスキー大統領が危機感 米軍事支援なくなれば“少しずつ撤退も”
ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカ有力紙のインタビューに応じ、アメリカからの軍事支援がなくなれば、ウクライナ軍は「少しずつ撤退することになる」と危機感を示しました。
アメリカの有力紙・ワシントンポストは29日、ゼレンスキー大統領のインタビュー内容を掲載しました。
ゼレンスキー大統領は、アメリカからの支援がなくなれば、防空ミサイルや砲弾が不足し、「我々は少しずつ撤退することになる」と危機感を示しました。
戦闘の長期化で、ウクライナ軍の武器や弾薬の不足が続く中、アメリカ議会では、ウクライナへの軍事支援を盛り込んだ予算案の可決が難航しています。
ゼレンスキー大統領は、「ロシアを押し戻すには、より多くの武器が必要だ」と述べ、支援の継続を改めて訴えました。
さらに、ウクライナ軍は新たな反転攻勢の準備を進める必要があるとして、「準備の一歩を踏み出さなければ、ロシアが前進することになる」と警告しました。