ゼレンスキー大統領、刷新のウクライナ軍高官を発表 創設の「無人機専門部隊」責任者も明らかに
ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、刷新したウクライナ軍高官の顔ぶれを発表し、創設した「無人機専門部隊」の責任者も明らかにしました。
ゼレンスキー大統領は10日、新たなウクライナ軍高官の集合写真を公開しました。写真では、ザルジニー氏の後任に決まったシルスキー総司令官が大統領の右隣に立っています。さらに、総司令官の副官2人を任命したと明らかにしました。
このうちの一人、スハレフスキー大佐は「無人システムと兵士の無人機活用を担当する」としていて、大統領が先に創設すると発表した「無人システム部隊」を率いることになるとみられます。
一方、ロシア国防省も10日、ショイグ国防相が無人機の製造工場を視察する映像を公開しました。担当者から、実戦を通じて改良されたという無人機の新たなモデルの説明を受け、「課題の大半は解決された」と述べています。
ウクライナ侵攻から2年を迎え、双方とも無人兵器の拡充に重点を移しつつあるとみられます。